【書評】武器としての書く技術

書評

イケダハヤトさんの「武器としての書く技術」を読みました。

この本では、何かを伝えるにはウェブを使うことが前提となる新時代の文章術に必要な4つの力について紹介されています。

  • これからブログをはじめるひと
  • 既存の文章術の本にピンとこなかったひと
  • ネット上で読まれる文章とはなにかを知りたい人

というひとは、一読する価値のある一冊です。

イケダハヤトさんの「武器としての書く技術」ってどんな本?(概要)

「武器としての書く技術」は、2013年6月27日 に発売された書籍です。

著者の「イケダハヤト」さんってどんなひと?

著者の「イケダハヤト」さんのプロフィール紹介です。

  • 1986年神奈川県横浜市出身
  • 早稲田大学政治経済学部卒業
  • 大手半導体メーカーに就職後、当時としては珍しかったSNSの公式アカウント運営を担当
  • ブログがきっかけで、ベンチャー企業に転職
  • 社会人3年目にフリーとなり、主にコンサルティング・講演業を行う
  • 2012年ころからブログに専念しプロブロガーに
  • 2014年に高知県に移住、2020年現在、登録者数20万人を超える「イケハヤ大学」を運営するYouTuber

現在は、YouTuberとしての活動に力をいれているそうです。

「武器としての書く技術」の目次は?

第1章 文章が残念な人の10の特徴

第2章 凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法

第3章 月40万字書き続けるぼくの12の秘密

第4章 ここまで公開していいのか?書いて月50万円稼ぐ法

第5章 書く技術はこんなに人生を豊かにする

各章ポイントを10個前後にまとめていて、読みやすいです。

印象に残ったところ

わたしが印象に残ったところを、10個引用してみました。

文章づくりは料理づくりに似ている

  1. その文章で何を伝えたいか(料理名を決める)
  2. まず書きたいことを箇条書きにしてみる(材料を集めてくる)
  3. どういう流れがベストかを考える(手順を考えながら調理)
  4. 具体例などを入れながら肉付けしていく(味付け)
  5. 伝わる文章にしていく(スパイス)

まずは話すように書く

まず「質」はおいておいて、話すように言いたいことをバーッと書いてしまう。

断定口調で書く

「〜だと思います」「〜な気がします」「〜かもしれません」という弱気ワードを削ってみる。言いきれないようなことは、言う価値もありません。

あなたの「言いにくいこと」は「誰かの言ってほしいこと」

あなたが「言いにくい」と感じることは「毒」の部分です。そして、その毒はしばしば多くの人が代弁してほしいことでもあります。

最後まで読まないと結論がわからない文章を書かない

現代の文章術では、悠長に起承転結している場合ではありません。まず、結論。まずサビ。

文章を通して何かを伝えるときには、パッケージを意識する

自分の知識や体験を切り出し、まとめ、タイトルをつけ、読んでくれる誰かにパッケージとして届ける。

完璧な文章なんてものは、そもそもありえない

「バカだけどバカなりに頑張っている姿を見せる」という意気込みが必要です。ぼくは「誰よりも多く恥をかく」くらいのつもりで、日々ブログを書いています。

ブログ記事を書いたら必ず検証する

「いい記事」は日々データを分析し、トライアル・アンド・エラーを繰り返した結果、はじめて生み出せるようになる。

ブログは外付けハードディスク

本の中で気になったセンテンス、受講したセミナー、刺激を受けた話などなどを、ブログという空間の中に蓄積し、いつでも引き出せるようにしておく。

シロウトの意見や疑問点はそれだけで価値がある

「バカだと思われる恐れ」をひとつひとつ振り払いながら情報を発信し続けていくと、自分の意見を発信することが億劫ではなくなってきます。

まとめ

この本は、これからネット上に文章を発信して行こうとしている人、ブログを書いているが伸び悩んでいる人に、おすすめです。

この本を読むことで、書く習慣をはじめて見たくなります。書くことで人生を豊かにしましょう!

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