2007年私はレーシック手術を受けました。それから13年後の現在どうなったのか、他の人におすすめできるのか。
結論から言ってしまうと、13年後の現在、視力は手術前とほぼ一緒まで下がっています。なので「人にはおすすめできません」。
手術を受けるまで
子供の頃からの視力の推移
小学生までは、視力2.0でした。視力検査表の一番下が見えたんですね当時は。
中学1年から視力が落ちはじめて、メガネが必要となりました。メガネをかけるようになっても視力はどんどん落ちていって、レンズの厚さもどんどん厚くなっていきました。
高校3年になる頃には、0.1以下にまで落ちてました。視力検査表の1番上のCの字が定位置からは見えないんですね。
そこからは、ハードのコンタクトレンズを使い始めました。レンズ厚めのメガネをかけなくて良くなったけど、ホコリが目に入ったりすると痛いのなんの。
社会人になっても、緩やかに視力は落ち続け、手術前には0.03にまで落ちていました。
レーシック手術を受けてみようと思った理由
レーシック手術を受けてみようと思った理由は以下の3つです。
- コンタクトレンズを使うようになって、毎年花粉の季節には目薬が手放せない。
- 目が痛くてコンタクトレンズが使えない日が増えてきて、その時かけるメガネが牛乳ビンの底のように厚い。
- 当時ハマっていたゴルフを裸眼でやってみたかった。
病院選び
2007年当時県内(東京から約100キロ位です)に実績のある病院は少なく、東京の病院から探しました。
ネットで病院のホームページや評判を調べ、KクリニックとSクリニックに絞られましたが、手術実績が多く、料金の安かったSクリニックに決定しました。
料金について、当時、Kクリニックは40万円、Sクリニックは20万円と倍の開きがありました。
いざ手術へ
手術前の検査
まずはレーシック手術が可能かどうかの検査をします。レーシックは角膜をレーザーで削るので、角膜がもともと薄い人は手術に適合しないようです。
検査の結果、その日のうちに適合することがわかりましたので、1週間後の手術の予約をします。前日にもう一回検査し、翌日に手術となりますので、ホテルを取りました。
手術前後
まずは目に麻酔をかけます。点眼麻酔なので目薬をさすだけで、これで痛くないの?って少し不安になります。でも、手術中に痛みはほとんどありません。
手術は片目ずつ、レーザー照射器の下で行います。目の表面に丸く切れ目を入れ(これをフラップといいます)フラップを開けて、中の角膜にレーザーを当てます。
手術中も意識はあるので、目にレーザー照射器が迫ってくるのはとても怖いです。病院スタッフの「レーザー照射時間50秒!」という声が印象的でした。
手術が無事終了しました。手術前に瞳孔を開く目薬をしているので、この時点では眩しくてほぼ何も見えません。
しばらく経つとだんだん見えてきます。歩けるようになったので、ホテルに帰ります。
翌日朝、昨日よりは良くなっているものの、まだ眩しくて見えづらいです。
病院で検査を受け、問題ないのとのことでそのまま電車で帰宅しました。
手術から半年間
手術から数日で視力は安定し、手術後1週間後の検査では、両目1.5まで回復してました。
しかし、夜間の明かりや車のライト等が手術前より眩しく見えたり、目が乾燥しやすく、1日になんども目薬をさすようになりました。
なにより気になったのは、左目だけ遠視気味になったことです。新聞とか手元の文字がとても読みづらくなりました。ちょっと耐えられなかったので、遠視用のメガネを作ったりしました。
左目だけ再手術へ
左目だけ遠視になっていることは、手術後検査でクリニックにも伝えていましたので、半年後に再手術することになりました。
再手術は、最初の手術で切ったフラップをもう一度開いて、角膜に再度レーザーを照射します。前回は50秒間の照射時間でしたが、今回は5秒間と短いものでした。
なお、費用は最初の20万円だけで、手術後の検査、再手術を含め、追加の費用は一切かかりませんでした。
その後の経過
再手術後
今度の手術はうまくいき、メガネやコンタクトレンズのないクリアな視界が手に入りました。
目薬が手放せなくなったのと、夜間のライトが多少眩しいのを除けば、メガネ・コンタクトレンズのない生活はとても快適に感じたのを覚えています。
6〜7年後
その後しばらくは快適でしたが、手術後3年くらいで、仕事が外回りの営業から内勤の事務職となり、1日中パソコン作業が多くなったのをきっかけに、視力が下がり始めます。
とうとう免許更新に通らない視力(0.7未満)になってしまい、再びメガネを作成することに。
現在
その後も徐々に視力は下がっていき、現在の視力は0.03・・・ほぼ手術前の水準に戻ってしまいました。
まとめ
良かった点
- 約7年間メガネなしで生活できたこと。
悪かった点
- 13年経った現在、元の視力に戻ってしまったこと。
- ドライアイ(目が乾きやすい)になったこと。
- 夜間のライトが眩しいこと。
- コンタクトレンズを着けられなくなったこと
こうして振り返ってみると、結論としては「人にはおすすめできない」となります。私の結論はこうなりましたが、会社の同僚が2人同じ時期にレーシック手術を受けていて、その2人は現在も視力は維持しており、問題は起こっていないようです。人によって合う、合わないがあると思います。
もしレーシック手術を考えている方は、メリット、デメリットを良く考えて受けられたほうがいいです。少しでも参考になればいいと思います。
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